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【特別展】 生誕120 年 福田平八郎と日本画モダン Special Exhibition: The 120th Anniversary of the Birth of Fukuda Heihachirō The Modern Nihonga, a Novel Sense of Design [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

【特別展】 生誕120 年 福田平八郎と日本画モダン

Special Exhibition: The 120th Anniversary of the Birth of Fukuda Heihachir

The Modern Nihonga, a Novel Sense of Design

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福田平八郎 《雨》1953(昭和28)紙本・彩色 東京国立近代美術館蔵 [後期展示(6/267/22)]

 斬新な色と形を追求したカラリストの元祖といえる福田平八郎(1892-1974)の展覧会が山種美術館で開かれている。

福田平八郎の生誕120 年を記念したもので、この節目の年に、平八郎の画業を振り返るとともに、大正から昭和にかけて活躍した作家たちの「モダン」な作品を紹介する展覧会。

 明治以降、日本画は日本の伝統絵画としての一面を持ちつつ、西洋画の影響を受けながら革新と変容を繰り返して来た。

特に1920 年代前後、経済の繁栄と海外との交流により、大正デモクラシーと呼ばれる自由闊達な雰囲気の中、おおらかな民衆文化が花開いた。

そして昭和に入ると、新しい時代感覚を取り入れた、単純化されたフォルムと明快な色調の作品が見られるようになる。

  

福田平八郎は、生涯「水」の動き、感覚を追究していたとされ、代表作《漣さざなみ》(前期展示)は昭和天皇と一緒に魚釣りに行ったときの、池面に映る水面の模様を描写した作品と言われる。

そのすがすがしい色彩は、その水の中に飛び込んで行きたくなるような感覚を覚える。

この展覧会では、《雨》(後期展示)を含む平八郎作品約20 点と、同時代に活躍した画家たちのモダンで洗練された作品を集めて展観。

デザイン的でリズミカルな落ち葉と写実的な筍の取り合わせが新鮮な平八郎《筍》、

爽やかな朝の風が竹林を吹き抜ける小野竹喬《晨しん朝ちょう》、

理知的な画面構成と明るい色調の山口蓬春《卓上》―

いずれも日本画に新風を吹き込んだ作品である。

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福田平八郎 《筍》1947(昭和22) 絹本・彩色 山種美術館蔵

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小野竹喬 《晨朝》1969(昭和44) 紙本・彩色 山種美術館蔵

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   山口蓬春 《夏の印象》1950(昭和25)紙本・彩色 個人蔵 

               [コピーライト]公益財団法人JR東海生涯学習財団

新しい表現を模索した画家たちの創意工夫に満ちた作品の数々を考察してみよう。

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  福田平八郎 《鮎》1940(昭和15) 絹本・彩色 山種美術館蔵

会 期 :2012526()722()

会場:山種美術館

主催:山種美術館、日本経済新聞社

開館時間:午前10時から午後5時(入館は430分まで)

休館日:

月曜日(但し、7/16は開館、翌火曜日は休館)

入館料:

一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金

※障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料

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福田平八郎 《芥子花》1940c.(昭和15頃 )紙本・彩色 山種美術館蔵

出品作品:

☆福田平八郎

《漣》(大阪市立近代美術館建設準備室蔵)●

《雨》(東京国立近代美術館蔵)○

《花菖蒲》(京都国立近代美術館蔵)●

《青柿》(京都市美術館蔵)

《牡丹》、《彩秋》、《筍》、《鮎》ほか 約20

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福田平八郎 《彩秋》1943(昭和18) 絹本・彩色 山種美術館蔵

☆川端龍子

《真珠》●

《月光》

☆前田青邨

《おぼこ》(東京国立近代美術館蔵)○

《鶺鴒》●

☆山口蓬春

《榻上の花》(東京国立近代美術館蔵)

《夏の印象》(個人蔵)

《卓上》

☆小野竹喬

《晨朝》

《冬樹》○

☆富取風堂

《丘の畑》

☆落合朗風

《エバ》○

☆徳岡神泉《芋図》(東京国立近代美術館蔵)●

《緋鯉》○

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徳岡神泉 《芋図》1943(昭和18)絹本・彩色 [前期展示(5/266/24)]

☆吉岡堅二

《浮遊》●

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吉岡堅二 《浮遊》1976(昭和51) 紙本・彩色 山種美術館蔵 [前期展示(5/266/24)]

ほか 全約70点(会期中展示替えあり)

●前期展示(5/266/24) 

○後期展示(6/267/22) 

無印は全期展示(5/267/22

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加倉井和夫 《冱田》1973(昭和48) 紙本・彩色 山種美術館蔵 [後期展示(6/267/22)]

港区・青山に「美術館通り」が開通!

山種美術館、根津美術館、国立新美術館ほか文化施設が一つの道で繋がった。

平成24 3 29 日、待望の港区・青山の六本木通りから骨董通りまでの約150 メートルの道路が完成し()、新たなアートスポットを巡るルートが実現。

この道路(正式名称:補助第5 号線[南青山地区])の完成によって、山種美術館(広尾)と根津美術館(青山)、国立新美術館(六本木)が一つの道で繋がる。

新たな道路は、「美術館通り」として恵比寿・青山・六本木および周辺地域の美術館を繋ぎ、点在するアートスポットを線で結ぶ都心の大動脈となるであろう。

お散歩で美術館めぐりをするのもおすすめ。

ぜひ「美術館通り」へ!

()補助第5 号線(南青山地区)交通開放詳細は東京都HP ご覧のことhttp://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/03/20m3m700.htm

「美術館通り」周辺ミュージアム

①山種美術館

150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36

TEL03-5777-8600 (ハローダイヤル)

②根津美術館

107-0062 東京都港区青山6-5-1

③国立新美術館

106-8558 東京都港区六本木7-22-2

④岡本太郎記念館

107-0062 東京都港区南青山6-1-19

⑤サントリー美術館

107-8643 東京都港区赤坂9-7-4

東京ミッドタウン ガーデンサイド

⑥東京都写真美術館

153-0062 東京都目黒区三田1-13-3

恵比寿ガーデンプレイス内

⑦森美術館

106-6153 東京都港区六本木6-10-1

六本木ヒルズ森タワー 53F

☆読者プレゼント 

  5組 10名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

   発送をもって当選と代えさせていただきます。


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