SSブログ
SSブログ

ベニシアと仲間たち展  ~猫のしっぽ カエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし~ [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

自然と暮らす、ゆっくり暮らす

ベニシアと仲間たち展

~猫のしっぽ カエルの手

  京都大原ベニシアの手づくり暮らし~

NHK・BSプレミアムで放送

している「猫のしっぽ カエルの手」でおなじみの、ベニシア・スタンリー・スミス。

ベニシアの暮らしぶりや考えた方がよくわかる展覧会が201344日(木)から大丸ミュージアム<京都>で開催される。

去年、大丸ミュージアム<神戸>でもベニシアの展覧会が開催され、連日、多くの人でにぎわい、反響も大変大きかった。

その理由が、よーくわかる、ほっこりとした展覧会なのだ。

 京都大原という美しい山里に佇む築100年にもなる民家で、およそ200種類のハーブを育て、手づくりの暮らしを実践しているベニシア。

 決して広くはない古い家と庭。シンプルに、けれども丁寧につくるハーブを使った日用生活品の数々。

新・旧、和・洋、それぞれをほどよくミックスした生活の知恵。

四季折々にハーブを育て、衣食住のあらゆるシーンに活用。7料理やお茶などの食用はもちろん、シャンプーや化粧品、ワックス、洗剤、防虫剤など、ハーブを活用する日用生活品のアイデアは100種類以上にも及ぶ。

 仕事柄、海外出張が多く、どんなに高級ホテルに泊まっても悩まされるのが、虫。

小さな虫で蚊ほど腫れないのだが、必ずと言っていいほど噛まれてしまう。

そんな中、市販の虫よけスプレーを携帯していたのだが、国によっては持ち込みを拒否されたり、空港でのセキュリティチェックに引っ掛かり運べなかったりする。

また、主成分はディートという、危険性の高い農薬らしく、発ガン性が心配されるという情報もあり、正直悩んでいた。

そんな中、エッセンシャルオイルを水で希釈して肌にスプレーしたところ、あーら、不思議。

虫たちが退散してくれた。

しかも水は、純粋な水が望ましいが、長期滞在分の純水を持って行くことは無理がある。

現地の蛇口から出る普通の水道水でいいのだ。

 部屋に置かれたフルーツも小さな虫たちが集まって来る。

こちらにもスプレーすると虫がほとんど来なくなった。

効果は、抜群で、市販のものに比べて繰り返しスプレーしないといけないが、自然のハーブの香りに包まれてリフレッシュでき、しかも虫よけにもなるなんてハーブの威力を実感し、筆者は、ハーブの香りを評価していた。

香りもエッセンシャルオイルを数種類ブレンドしたりして、虫よけスプレーでも毎回違う香りを楽しめる。

また、外出する際、香りを部屋に置いておくとハウスキーパーに掃除をしてもらう時も匂いに対して気がねをしないで済む。

そんな経験をしているので、ハーブを活かした生活をしているベニシアの展覧会は、楽しみだ。

ゆったりとしたベニシアのライフスタイルは、大量生産・使い捨ての時代に私たちが忘れてしまった“心の豊かさ”を思い起こさせてくれる。

 この展覧会では、ベニシアの生い立ちをはじめ、ベニシアの思いが伝わる四季ごとのエッセイ、手書きの絵、ハーブガーデン、手づくり製品、愛用品を展示するとともに、美しい映像を交えながら京都大原での暮らしぶりを展示。

ベニシアの庭をそのまま持って来たようなハーブたちのいい香りが会場に広がる。

そして、京都に住み始めて出会った職人たち。ベニシアさんと同じように手づくりの作品にこだわりを持っている仲間たちを、作品の展示や、写真パネル、映像等で紹介している。

ベニシアには、周りの人を友人や盟友にしてしまう特殊な能力が備わっているに違いない。きっと彼女は、言うだろう。「特別なことは何もしていないわ。自然にしているだけ。」

そんな彼女に人柄が滲み出ている展覧会だ。

この展覧会でベニシアから教えてもらった私のお気に入りのフレーズを紹介しよう。

子供のころ

父が会いに来てくれると

必ず本を読んでくれました

夜7時に部屋に来て

本を読んで

おやすみのキスをしてくれるのです

『トム・ソーヤーの冒険』

『アルプスの少女ハイジ』

アンデルセンの童話など

子供向けの名作を

一日一章ずつ読んでくれました

生来の役者だった父は声を変えたり

身振りをつけての朗読で

笑わせてくれました

わたしは読書の楽しみを

父に教えてもらいました

本を開くと

いろんな世界が広がるのです

父は本を大切にすることも

教えてくれました

今でも一日の仕事が終わると

縁側で本を読むのが

わたしの楽しみです

ミケランジェロの言葉が

ときどき心の中で響きます

「私はいまも学んでいる」

また、グッズコーナーでは「猫のしっぽ カエルの手」番組関連グッズの販売や、ベニシアさんの仲間の職人たちの作品も販売されている。

ストレスの多いこの現代社会。人間としてどう生きるかを教えてくれる展覧会だ。

ベニシア・スタンリー・スミス プロフィール

ベニシア・スタンリー・スミスは1950年、貴族の館で知られるイギリス・ケドルストンに生まれる。実家は、現在ナショナル・トラストが管理し、一般公開もされている大豪邸である。19歳のころから貴族社会に疑問を持ちイギリスを離れてインドを旅するようになり、71年に来日。そして不思議な巡り会わせで、京都大原の古民家に暮らすようになる。
78
年から京都で英会話学校をはじめ、現在の「ベニシア・インターナショナル」を設立。96年、夫である梶山正(山岳写真家)と末っ子の悠仁くんとともに大原に移住してハーブガーデンを作り始め、手作りの暮しを実践。上の三人の子どもは既に独立し、孫も二人。
四季折々にハーブを育て、衣食住のあらゆるシーンに活用。料理やお茶などの食用はもちろん、シャンプーや化粧品、ワックス、洗剤、防虫剤など、ハーブを活用する日用生活品のアイデアは100以上にも及ぶ。ハーブやガーデニングに関する記事を雑誌や新聞に執筆し注目を浴びている。

会期

201344日(木)→15日(月)

●会期中無休

【入場時間】

 午前10時→午後730分(8時閉場)

※最終日は午後430分まで(5時閉場)

【入場料<税込>】

 一般700円(500円)、大高生500円(300円)、中学生以下無料。

※( )内はご優待料金。前売および10名様以上の団体。DAIMARU CARD、マツザカヤカード、さくらパンダカード、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方。

●主催:NHKプラネット近畿、京都新聞社

●企画協力:NHKプロモーション、NHKエンタープライズ、テレコムスタッフ

●協力:世界文化社

●写真:梶山正

☆ベニシア・スタンリー・スミス講演会

あなたもベニシアに会える!

ベニシアの考え方を直接聞くことでさらに展覧会も楽める。

またとない機会。ぜひ参加してみることをお勧めする。

当日券有り。

44日(木)午前1030分、午後230分の二回。講演会は約90

●会場:京都産業会館8F シルクホール

 ●入場定員:各講演750

 ●入場料(有料)・全席自由1,800円(税込み。大丸ミュージアム展覧会の招待券1枚付き)

 ●チケット販売:2013215日(金)一斉に販売。

大丸京都店7階商品券売場、およびチケ

ットぴあ(TEL0570-02-9999)サークルK・サンクス、セブン-イレブン各店舗(Pコード 623-310)。定員に達し次第終了。

販売はチケットのみ。 贈呈分の招待券は、講演会会場の入口にて配布。

講演会に来られなかった場合は、講演会チケットご提示で、展覧会入場可(1名様)

 ※未就学児は大人1名につき子供1名まで膝上無料。但し、お席が必要な場合は有料。

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

       締切:UPした日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

※画像の無断転載禁止


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 1

Cilas

沒有醫生的處方
cialis daily reviews http://cialisvonline.com/ Calis
by Cilas (2018-04-15 02:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。