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特別展 至上の印象派展 ビュールレ・コレクションImpressionist Masterpieces from the E.G. Buehrle Collection, Zurich (Switzerland) [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

特別展 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

Impressionist Masterpieces from the E.G. Buehrle Collection, Zurich (Switzerland)

 

1.ピエール=オーギュスト・ルノワール《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢》.jpg

ピエール=オーギュスト・ルノワール  《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》

1880年油彩、カンヴァス65×54cm

[コピーライト]Foundation E.G. Buhrle Collection,Zurich (Switzerland)

Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)

 

絵画収集に情熱を注いだ傑出したスイスのコレクター、エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)。

13①.(関連画像)エミール=ゲオルグ・ビュールレ(1950年頃)のポートレート.jpg

エミール=ゲオルク・ビュールレ、1950年頃

Photo: Foundation E.G. Buhrle

Collection, Zurich (Switzerland)

 

そのコレクションは、主に16世紀のオランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品が多く質が大変高いため、世界中の美術ファンから注目されている。

中でも印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃っていることでも高名だ。

そのため、世界を代表するプライベート・コレクションの一つと数えられる。

 

1937年、エミール・ゲオルク・ビュールレが、故郷のドイツからスイスのチューリッヒに移り住み、その邸宅を飾るために収集した美術品の数々。

これまでは、邸宅の別棟を改装した美術館に展示してあったが、2015年に閉館され、2020年にビュールレ・コレクションの全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになった。

 

そのため、コレクションの全体像を紹介する最後の機会として、日本での展覧会が実現できるようになったという大変貴重なタイミングに恵まれた展覧会が九州国立博物館において好評開催中だ。

この展覧会は、国立新美術館で開催され、人気を博した巡回展だ。

今まで、スイス国外にコレクションがまとまって公開されたのは過去に数回のみ。

ビュールレ・コレクションには、モネ、ゴッホ、セザンヌなど、有名作家の作品の中でも傑作が数多く含まれる。

 

近代美術の精華ともいえるこの展覧会の出品作品、64点の約半数は日本初公開。

なかでもモネの代表作の一つ、高さ2メートル×幅4メートルの大作《睡蓮の池、緑の反映》は、これまでスイス国外には一度も出たことがない。

 

スイスは物価も高く、ヨーロッパの中でもなかなか行きにくい国。

ビュールレ・コレクションは、パリの美術館の主任学芸員に紹介されて、一度訪れたいと思いながらそのままになっており、やがて閉館されてしまった。

それが大変残念だったが、日本に居ながらにして鑑賞できるのは何ともありがたい。

パリでモネの「睡蓮」を鑑賞した人は多いだろうが、多くの日本人はチューリッヒで何日も宿泊しないのでなかなか見るチャンスには恵まれていないのが現実だ。

門外不出といわれたモネの最高傑作をここ日本で見られるという夢のような展覧会だ。

 

☆主な日本初公開作品

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルの《アングル夫人の肖像》(1814年頃)

クロード・モネ《陽を浴びるウォータールー橋、ロンドン》(1899 - 1901)

ウジェーヌ・ドラクロワ《モロッコのスルタン》(1862)

カミーユ・ピサロ《ルーヴシエンヌの雪道》(1870年頃)

エドゥアール・マネ《ベルヴュの庭の隅》(1880)

アルフレッド・シスレー《ハンプトン・コートのレガッタ》(1874)

ピエール=オーギュスト・ルノワール《泉》(1906)

フィンセント・ファン・ゴッホ《二人の農婦》(1890)

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《コンフェッティ》(1894)

ポール・ゴーギャン《贈りもの》(1902)

2008年、武装した国際強盗団が学芸員に銃を突きつけ、ドガ、モネ、ゴッホ、セザンヌの油彩画以下4作品を強奪し、美術品の盗難事件としてはヨーロッパ史上最大規模といわれる。

ドガ 『リュドヴィック・ルピック伯爵と娘たち』

モネ 『ヴェトゥイユ近郊のひなげし畑』

ゴッホ 『花咲くマロニエの枝』

セザンヌ 『赤いチョッキの少年』

現在すべて発見され、来日していることも大変喜ばしい限りだ。

 

この展覧会では写真撮影OKの作品があるのもうれしい限りだ。

連日、大賑いだが、待っても見る価値は大いにある。

716日(月・祝)まで。お見逃しなく。

 

☆構成

 1章 肖像画

 2章 ヨーロッパの都市

 3章 19世紀のフランス絵画

 4章 印象派の風景 ―マネ、モネ、ピサロ、シスレー

 5章 印象派の人物 ―ドガとルノワール

 6章 ポール・セザンヌ

 7章 フィンセント・ファン・ゴッホ

 8章 20世紀初頭のフランス絵画

 9章 モダン・アート

 10章 新たなる絵画の地平

 

会 期:

2018年(平成30年)519日(土)~ 716日(月・祝)

休館日:

72日(月)

開館時間:

日曜日・火曜?木曜日

930分~1700分(入館は1630分まで)

金曜日・土曜日【夜間開館】

930分?2000分(入館は1930分まで)

観覧料:

一 般 1,600円(1,400円)

高大生 900円(700円)

小中生 500円(300円)

【夜間割引料金】

一 般 1,400

高大生 700

小中生 300

※入場は閉館の30分前まで?

 

主催:

九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、NHK福岡放送局、NHKプラネット九州

共催:

(公財)九州国立博物館振興財団

協賛:

損保ジャパン日本興亜、積水ハウス、ふくおかフィナンシャルグループ、西日本鉄道

特別協力:

太宰府天満宮

協力:

スイス政府観光局、スイスインターナショナルエアラインズ、日本貨物航空、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン

 後援:

外務省、スイス大使館、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、福岡EU協会、アンスティチュ・フランセ九州、西日本リビング新聞社、FM FUKUOKAcross fmLOVE FM西日本鉃道、九州旅客鉄道、日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、福岡県タクシー協会、福岡市タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル、国際ソロプチミスト太宰府

 

会 場

お問合せ

ハローダイヤル 

050-5542-8600NTTハローダイヤル 午前8時?午後10時/年中無休)

☆九州国立博物館ホームページ

     https://www.kyuhaku.jp/

 

☆読者プレゼント 

   510名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

    締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時

   速達など最速の方法でお送りいたします。

発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

☆巡回予定

名古屋市美術館   ?7/28(土)~9/24(月・祝)

   

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

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