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【特別展】 琳派から日本画へ ― 和歌のこころ・絵のこころ― [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

【特別展】 琳派から日本画へ

― 和歌のこころ・絵のこころ―

 

 

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                            上村松園 《詠哥》

            1942(昭和17)年 絹本・彩色 山種美術館蔵

 

 

 近年、琳派は特に人気を集めており、京都の細見美術館でも「開館15周年記念特別展Ⅰ 江戸絵画の至宝-琳派と若冲-」が現在、好評開催中であるなど、国内外を問わず多くの展覧会が開催されている。

http://www.emuseum.or.jp/exhibition/index.html

 

 同時に様々な角度から琳派を問い直す検証も行われている。

 

多くの美しい所蔵品を持つことで知られる山種美術館では、琳派の造形に影響を与えた料紙装飾の華麗な平安古筆、そして江戸時代の琳派作品、その後にいたる近代の日本画を通して、「和歌」と「装飾性」の観点から、数々の名品を時代の流れを下るような構成の展覧会が開催中だ。

 

琳派の絵師たちは古典に源泉を求め、その様式を確立して来た。

例えば『伊勢物語』や、『源氏物語』を絵画化し、また造形面では、記された和歌を視覚的に飾るため、平安時代に発達した金銀の料紙装飾を、様々な形で応用したのだ。そこで培われた感性やデザイン感覚は、琳派の華麗な装飾、斬新な意匠を形成した一因といえよう。

 

また、それと同じように20 世紀初頭から近代の日本画家たちは、江戸時代の琳派の作品を繰り返し取り入れて来たのだ。

 

また後の絵師達に繰り返し図様が描かれた伝 俵屋宗達《槙楓図》(山種美術館)、『伊勢物語』が主題の深江芦舟《蔦の細道図》【重要文化財】(東京国立博物館)など琳派の名品に加え、近代の下村観山や速水御舟らの琳派研究の成果が結実した数々の作品も展示します。

 

 

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                         伝 俵屋宗達 《槙楓図》

  17世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 山種美術館蔵 [後期]

 

 

 

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               深江芦舟 《蔦の細道図》 重要文化財

18世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 東京国立博物館蔵 [後期]

 

 

 

江戸時代から20 世紀までの長い間、画家たちが、和歌や古典文学、そして装飾性をどのように摂取し、絵画化していったかを歴史を振り返りながら楽しめる展覧会だ。

 

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下村観山 《老松白藤》

1921(大正10)年 紙本金地・彩色 山種美術館蔵

 

 

 

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                          菱田春草 《月四題》

1  909-1910(明治42-43)年 絹本・墨画淡彩 山種美術館蔵

 

 

■展覧会名 :【特別展】琳派から日本画へ―和歌のこころ・絵のこころ―

Special Exhibition: Spirit of the Rimpa School ― The World of Poetry and the Aesthetics of Japanese Painting ―

 

■会期 :2013 2 9 ()3 31 ()44 日間】

前期:2 9 ()3 3 ()

後期:3 5 ()3 31 ()

 

■会場 :山種美術館

■主催 :山種美術館、朝日新聞社

■開館時間 :午前10 時から午後5 時(入館は午後4 30 分まで)

■休館日 :月曜日

■入館料 :一般1200 (1000 )・大高生900 (800)円・中学生以下無料

※( )内は20 名以上の団体料金

※障がい者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1 名)は無料

 

■展示作品:

藤原定信《石山切(貫之集下)》●【重要美術品】、俵屋宗達・本阿弥光悦《四季草花下絵和歌短冊帖》○、尾形光琳《槙図》○(東京国立博物館蔵)、深江芦舟《蔦の細道図》○【重要文化財】(東京国立博物館蔵)、酒井抱一《秋草鶉図》●【重要美術品】、鈴木其一《伊勢物語図 高安の女》○、下村観山《老松白藤》、

川端龍子《八ッ橋》●、速水御舟《紅梅・白梅》、加山又造《千羽鶴》○(東京国立近代美術館蔵)

ほか 全約65 点(会期中展示替えあり)

※出品内容は変更する場合あり。

 

●前期展示(2/93/3) 〇後期展示(3/53/31) 無印は全期展示(2/93/31

※所蔵先を記載していない作品は山種美術館蔵。

 

■問い合わせ :03-5777-8600(ハローダイヤル 受付時間:午前8 時~午後10 時 年中無休)

U R L http://www.yamatane-museum.jp/

facebook https://www.facebook.com/yamatanemuseum

Twitter https://twitter.com/yamatanemuseum

■住 所:150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36

 

☆読者プレゼント 

   510名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

       締切:310日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

 

※画像の無断転載禁止

 

 


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