たくさんの愛を、ありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展 [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
たくさんの愛を、ありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展
昨年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴の追悼展が2022年9月14日、大阪・なんばの大阪高島屋で始まった。
展示は7章から成り、会場に入ってすぐのコーナーには、400冊以上を執筆した寂聴の本が並ぶ。
徳島で生まれてから夫と娘を置いて出奔するまでの「人生の原点」に始まり、得度する前の晴美時代の文学、得度式、京都・嵯峨野の寂庵(じゃくあん)、現代語訳した源氏物語、作家や著名人ら幅広い「人縁」を紹介。
また、寂聴ゆかりの品々が展示され、99年の生涯をたどりながらその魅力を改めて知ることができる。
生涯最後の原稿は、朝日新聞で2015年から続けた連載「寂聴 残された日々」の最終回。その絶筆原稿のほか、1973年に岩手・中尊寺で得度したときに着た着物や、三島由紀夫、川端康成、司馬遼太郎ら著名人からの手紙も並び、その交流の広さには驚かされる。
「生きることは愛すること」に代表される寂聴の言葉の数々も紹介されている。
寂庵で続けた法話の最後となった20年1月の映像も流され、寂庵の書斎も再現されている。
筆者が寂聴にお目にかかったのは、2012年11月、横尾忠則現代美術館の開館内覧会の時だった。
車椅子に乗っていらっしゃったが、はりのある声と笑顔は会場を明るく華やかにしていたことが印象に残っている。
寂聴の波乱万丈な生涯をたどる展覧会。寂聴の生き方から学ぶことは多い。
26日まで。一般1千円、大学・高校生800円、中学生以下無料。
10月12~31日には京都高島屋(京都市)に巡回予定。
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