特別展 「ポンペイ展」 Special Exhibition POMPEII [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
特別展 「ポンペイ展」
Special Exhibition POMPEII
紀元79年のヴェスヴィオ山の大規模な噴火により埋没してしまったポンペイ。
古代ローマ帝国の栄光と繁栄のもとに栄えたポンペイは、大量に降り注いだ火山灰と火山れきが、逃げ遅れた市民や奴隷、建造物といった暮らしの全てを飲み込み、街は消滅。
しかし、空間や家財が当時のまま密封された都市として有名だ。
ポンペイについて1748年以来、現在に至るまで調査が続けられ、その出土品の多くがイタリア・ナポリ国立考古学博物館に保管されている。
このナポリ国立考古学博物館の全面的な協力のもと数々の優品を展示する特別展が九州国立博物館で好評開催中だ。
ポンペイはイタリア観光のハイライトとしてその遺跡の中に入ることができる。
しかし、出土品の多くがナポリ国立考古学博物館にあるため、遺跡を訪れただけでは、なかなか美しい出土品を鑑賞することができないのだ。
通常、ツアーでポンペイ遺跡を訪れる際には、ナポリ国立考古学博物館見学は組み込まれてはいない。
この展覧会は、ポンペイ遺跡でも著名な邸宅の一部を再現展示し、遺跡とナポリ国立考古学博物館の良品を九州国立博物館という同じ場所で鑑賞できるという欲張りな企画だ。
当時の社会構造や進んだ技術,日常生活など、「そこにいた」人々のくらしを鮮明に蘇らせることをコンセプトにした展覧会で、日本初公開を含む約120点の出土品を展示し、都市の繁栄と人々のくらしに迫る。
☆見どころ
本邦初公開を含む125件の作品を一挙に公開
2000年前にタイムスリップ!3つの邸宅を再現
複数の映像で、時空を超える古代都市への旅を体感
☆展示構成?章立て
序章 ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没
第1章 ポンペイの街-公共建築と宗教
第2章 ポンペイの社会と人々の活躍
第3章 人々の暮らし-食と仕事
第4章 ポンペイ繁栄の歴史
第5章 発掘のいま、むかし
九州国立博物館は、指定難病などのかたにも無料で鑑賞を許すなど門戸を開いていることを
ホームページに記載されているなど親切。
他の日本の国立博物館は、まだ記載していない館も多い中、一歩も二歩も先んじている。
難病のかたは、体が大変お辛いと思われる。ポンペイ展の美しい作品を鑑賞し少しでも癒しになれることを心から祈っている。
お見逃しなく。
バックス(ディオニュソス)とヴェスヴィオ山
62~79年 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
擬アルカイック様式のアポロ
前1世紀後半 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
青い水差し
1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
黒曜石の杯
前1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
エメラルドと真珠母貝のネックレス
前1~後1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
パンのある静物
50~79年 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
炭化したパン
79年 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
猛犬注意
1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
踊るファウヌス
前2世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
エメラルドの眼のヘビ形ブレスレット
前1~後1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
ネコとカモ
前1世紀 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
イセエビとタコの戦い
前2世紀末 ナポリ国立考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
ヒョウを抱くバックス(ディオニュソス)
前27~後14年頃 ノーラ歴史考古学博物館
PhotoLuciano and Marco Pedicini
ナポリ国立考古学博物館 外観
ヴェスヴィオ山とポンペイ遺跡
PhotoLuciano and Marco Pedicini
会期:令和4年10月12日(水)~12月4日(日)
開館時間:日曜日・火曜?木曜日9時30分?17時00分(入館は16時30分まで)
金曜日・土曜日【夜間開館】9時30分?20時00分(入館は19時30分まで)
休館日:月曜日[ただし11月28日(月)は開館]
*夜間開館の実施については変更になることがあり。
観覧料
一 般 1,900円
高大生 1,200円
小中生 800円
*上記料金で4階「文化交流展(平常展)」もご観覧可。
(11月20日(日)まで「特集展示 御所の器 - 公家山科家伝来の古伊万里」を開催中)
*団体料金なし。
*大学生以下の方は券売所にて学生証や生徒手帳等をご提示のこと。
無料対象の方は以下の通り。(証明書の提示等が必要)
未就学児
障害者手帳等(*)をご持参の方およびその介護者1名
*身体障害者手帳、療育手帳、 精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性疾病医療受給者証 (障害者手帳アプリ「ミライロID」も使用可。)
招待券をお持ちの方
九州国立博物館友の会特別展観覧券をお持ちの方
九州国立博物館メンバーズプレミアムパスをお持ちの方
九州国立博物館賛助会員の方
国立文化財機構の特別支援者および賛助会員、清風会員
ICOM会員
日本博物館協会会員
主催:九州国立博物館・福岡県、ナポリ国立考古学博物館、朝日新聞社、NHK福岡放送局、NHKエンタープライズ九州、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス
共催:(公財)九州国立博物館振興財団
特別協賛:住友金属鉱山
協賛:凸版印刷、竹中工務店
特別協力:太宰府天満宮
後援:イタリア大使館、福岡市教育委員会、北九州市教育委員会、太宰府市教育委員会、(一社)太宰府観光協会、太宰府市商工会
展覧会公式ホームページ:https://pompeii2022.jp/
九州国立博物館ホームページ:https://www.kyuhaku.jp/
☆特別展「ポンペイ」関連イベント
視覚障害者とつくる博物館まっすぐ&ぶらぶら対話ツアー
視覚に障害のある方とない方とがグループになり、ひとつの作品についておしゃべりをしながら鑑賞するワークショップです。参加者が作品について見えるからわかること、見えないから疑問に思うこと、そこから想像できることなど、作品そのものや作られた背景などについて、自由な発想で対話しながら鑑賞するもの。
日時:第1回 バックヤードツアー
令和4年11月10日(木)
13時30分~15時30分(受付13時00分~ 1階研修室)
第2回 ポンペイ展
令和4年11月11日(金)(夜間開館)
16時30分~18時30分(受付16時00分~ 1階研修室)
会場:九州国立博物館3階特別展室・館内バックヤード(大型エレベーターなど)
定員:各回10名(先着)
対象:どなたでも(小学生以下の参加は保護者の付き添い要)
参加料:無料(申し込み要)
講師:林健太氏・衛藤宏章氏・森尾さゆり氏(視覚障がい者とつくる美術鑑賞ワークショップ)
申し込み方法:九博サイトの申し込みフォームか、またはメールで。
記載内容:①参加日 ②申込者全員の氏名(2名まで)③代表者住所 ④緊急時に連絡の取れる電話番号 ⑤視覚の程度 ⑥補助の要否
メールでの申し込み先:obo@kyuhaku.com
※申し込み一件につき参加者は2名様のみ。
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