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大阪中之島美術館 開館記念特別展 「モディリアーニ ―愛と創作に捧げた35年―」 Inaugural Special Exhibition   Amedeo Modigliani [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

大阪中之島美術館 開館記念特別展


「モディリアーニ ―愛と創作に捧げた35年―」


Inaugural Special Exhibition   Amedeo Modigliani


s02《座る裸婦》アントワープ王立美術館★.jpg


アメデオ・モディリアーニ 《座る裸婦》


1917年、アントワープ王立美術館、


photo: Rik Klein Gotink, Collection KMSKA - Flemish Community (CC0)


 


20222?大阪中之島美術館が開館し、そのオープニングを飾る第二弾として、エコール・ド・パリの一員でピカソや藤田嗣治などと共に活躍したアメデオ・モディリアーニ(Amedeo Modigliani  1884 ? 1920)の展覧会が好評開催中だ。


 イタリア出身のモディリアーニは、祖国で学んだ堅実な絵画技法をもとに、芸術の都パリで個性的な作風を確立し、生涯に多くの肖像画を描いた。


 モディリアーニの人物像の作品の特徴は、アーモンド型の眼や細長い首をもち、一目で彼の作品とわかる強烈な個性を有する。


 わずか35歳で夭折したが、短い人生の中で精力的に描いた作品群は、多くはないが、世界中で今なお愛好されている。


 この展覧会では、国内外で所蔵されるモディリアーニ作品を中心に、同時代のパリを拠点に繰り広げられた新しい動向や多様な芸術の土壌を示し、モディリアーニ芸術が成立する軌跡をたどっている。


 


みどころ


1. 世界初公開の肖像画を含め、国内外のモディリアーニ作品約40点が集結。


フランス、イギリス、ベルギー、デンマーク、スイス、アメリカなどから選りすぐりを集め、さらに国内美術館等が所蔵する油彩画や水彩、素描が一堂に会す。


なかでも、スウェーデン生まれの伝説的ハリウッド女優、グレタ・ガルボ(Greta Garbo1905 - 1990)が生涯にわたって愛蔵した《少女の肖像》は世界初公開。


s01《少女の肖像》グレタ・ガルボ・ファミリー・コレクション★.jpg


アメデオ・モディリアーニ 《少女の肖像》


1915年頃、グレタ・ガルボ・ファミリー・コレクション


 


2. 大阪中之島美術館所蔵の裸婦像と同じモデルを描いた作品が来日、大阪で初めての再会。


大阪中之島美術館の約6000点のコレクションを代表する《髪をほどいた横たわる裸婦》。


この作品のモデルと同一の女性を描いたアントワープ王立美術館(ベルギー)所蔵の《座る裸婦》が来日、大阪で初めての競演が叶う。しかも横に並べて展示されており、同時に鑑賞できるのは、大変贅沢な体験だ。


 


3.モディリアーニとともに活躍した芸術家の作品を集め、大阪・中之島に「エコール・ド・パリ」の空間を再現。


20世紀前期のパリで活動したモディリアーニは「エコール・ド・パリ」の一員として、ピカソやシャガール、藤田嗣治などと同世代。


本展では、そうした仲間たちの作品も多数紹介、彼らの交流を紹介。


パリに吹いた新しい風とともに、モディリアーニ芸術が成立する軌跡をたどる。


 


映画『アンナ・カレニナ』や『椿姫』に主演したことで有名なグレタ・ガルボが絵画をコレクションし、最期まで自宅に飾っていた《少女の肖像》。


女優引退後、1940年代からガルボは美術品の収集を始めたと言われている。この作品は、オークションで手に入れたとガルボの後継者は言っているという。


筆者は、この原稿を書くまでにどういう経緯でこの作品を手に入れたかを調べたが、詳細はわからなかった。


しかし、個人蔵のため今まで一般には公開されていなかった作品をこの大阪中之島美術館の開館に合わせて鑑賞できるのは大変貴重だ。


開館記念展 「みんなのまち 大阪の肖像」([1] 202249日(土) ? 73日(日))では、そごう百貨店のエレベータの扉を屏風に仕立てたものが展示されている。


これは、改装前の大丸心斎橋店の外商サロンにおいて使われていたのを筆者は目撃している。


現在はパルコの所蔵になっているが、外商サロンの係員にお聞きし、パルコにも確認したところ、筆者が目撃したものと同一であった。


こちらも大阪ゆかりのものとして鑑賞していただきたい。


 


会期  202249日(土)? 718日(月・祝)


*月曜日休館(7/18 を除く)


531日(火)より展示作品の一部変更。


開催時間 10:00 ? 17:00(入場は16:30まで)


会場  大阪中之島美術館 5階展示室


主催  大阪中之島美術館


読売新聞社


協賛  岩谷産業


大阪芸術大学グループ


きんでん


清水建設


大和ハウス工業


NISSHA


パナソニック ホールディングス


非破壊検査


協力   イタリア文化会館 - 大阪


国立民族学博物館


観覧料  一般1800円(1600円)


高大生1500円(1300円)


小中生500円(300円)


*災害などにより臨時で休館となる場合があり。


*税込み価格。カッコ内は20名以上の団体料金。


20名以上の団体鑑賞をご希望される場合は事前に団体受付フォームにてお問い合わせのこと。


*障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。


ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお申し出のこと。(事前予約不要)


*一般以外の料金でご利用される方は証明できるものを当日ご提示のこと。


*本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要。


開館記念展 「みんなのまち 大阪の肖像」([1] 202249日(土) ? 73日(日))との相互割引も実施。


(本展の観覧券(半券可)または電子チケットを当館チケットカウンターでご提示いただくと、 「みんなのまち 大阪の肖像」展の一般・高大生料金が次のとおり割引。


|一般 1200→900円 高大生 800→500円)


 ・いずれも対象券1枚につき1名様有効。


 ・チケットご購入後の割引は不可。


 ・他の割引との併用は不可。


公式サイト https://modi2022.jp


大阪市総合コールセンター 06-4301-7285 受付時間:8時から21時(年中無休)


開館時間:10時~17時(入場は1630分まで)


 


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アメデオ・モディリアーニ 《髪をほどいた横たわる裸婦》


1917年、大阪中之島美術館


 


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アメデオ・モディリアーニ 《エレナ・ポヴォロスキ》


1917年、フィリップス・コレクション


 


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アメデオ・モディリアーニ 《ドリヴァル夫人の肖像》


1916年頃、バーゼル美術館寄託


 


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アメデオ・モディリアーニ 《大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ》


1918年、個人蔵


 


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アメデオ・モディリアーニ 《若い女性の肖像》


1917年頃、テート、Photo [コピーライト] Tate


 


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アメデオ・モディリアーニ 《緑の首飾りの女(ムニエ夫人)》


1918年、個人蔵


 


☆ ホームページ


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あまりに終了が早いとのご意見もごもっともだと思いますが、今回はご提供いたしかねます。


力不足で読者の皆様には大変申し訳ございません。


今回は何とぞお許し下さいますようお願いいたします。


 


 


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