美の競演 京都画壇と神坂雪佳 ~100年の時を超えて~ 京都市美術館・細見美術館コレクションより [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
美の競演 京都画壇と神坂雪佳
~100年の時を超えて~
京都市美術館・細見美術館コレクションより
かつて同時期に同じ京都で、高島屋を扇の要として活動の場を広げていた京都画壇と琳派の継承者である神坂雪佳が、およそ100年ぶりに競演する展覧会が、大阪髙島屋で開催中である。
この展覧会は、京都の岡崎の地にある二つの美術館、京都市美術館と細見美術館の両美術館のコレクションの中から、選りすぐりの名作を集めたもの。
細見美術館は、筆者お気に入りの美術館で開館15周年を迎える。
私立の美術館でありながらそのコレクションは大変豊かで、なおかつ質が高い。
特に琳派なら、細見美術館というくらいである。
先日も「開館15周年記念特別展Ⅰ 江戸絵画の至宝-琳派と若冲-」が大成功で多くの来場者でにぎわっていた。
以下で紹介しているので、参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-03-04
また、神坂雪佳については、昨年、オーストラリアのシドニーのニューサウスウェールズ州立美術館で「神坂雪佳:近代日本の美術・デザインの巨匠」展が開催されたり、エルメス発行の雑誌に掲載されるなど近年評価が高まっている。
以下で紹介しているので参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-07-03-2
また、京都市美術館は、以下の展覧会が開催されるなど珠玉の展覧会が開催される
関西を代表する美術館だ。
大エルミタージュ美術館展
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-11-27
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-08-03
ワシントン・ ナショナル・ギャラリー展
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-11-09-1
ちなみにリヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝 展は、
2013年3月19日から、京都市美術館で始まる。
参考
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-02-27
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-12-06
この二つの美術館の所蔵する珠玉のコレクションを一つの会場で鑑賞できるなんて
なんと贅沢な企画であろうか。
しかも髙島屋は、神坂雪佳や京都画壇の両者と交流し、絵の発注など仕事上の取引があったのだ。
竹内栖鳳「絵になる最初」(1913年、京都市美術館蔵)の女性が着ている着物のかすりの模様が話題を呼び、高島屋が「栖鳳絣」と名付けて商品化し、流行を作った。
また、髙島屋は今から70年も前にル・コルビジェの椅子を作ったことで高名なシャルロット・ペリアンの才能を見い出し、日本への架け橋となり、、「コルビジェ、レジェ、ペリアン展」を開催している。
参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-09-28
このような三者の縁を結ぶ展覧会で家美しい近代日本画の世界を鑑賞されたい。
☆大阪展のみ特別出品
髙島屋史料館蔵 竹内栖鳳≪アレ夕立に≫
京都市美術館蔵 宇田荻邨≪太夫≫
◆限定出品作品と会場:
京都市美術館蔵 宇田荻邨≪太夫≫・・・大阪
竹内栖鳳≪絵になる最初≫・・・大阪と東京
上村松園≪春光≫・・・横浜、京都
中村大三郎≪ピアノ≫・・・東京
■2013年3月6日(水) → 18日(月)
■7階グランドホール
■主催:京都市美術館・細見美術館・MBS・毎日新聞社
※ご入場時間:午前10時~午後7時30分(8時閉場)。
※最終日は午後4時30分まで(5時閉場)。
※入場料:一般 800円 / 大学生・高校生 600円 / 中学生以下無料。
☆読者プレゼント
10組20名様にご招待券 プレゼント
あて先 : loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名
本文:ご住所、お名前
をお書きの上どしどしご応募下さい。
締切:UPした日の午前零時
発送をもって当選と代えさせていただきます。
※画像の無断転載禁止
☆巡回スケジュール
会期:横浜髙島屋 4月24日(水)~5月6日(月・振)
京都髙島屋 5月9日(木)~5月20日(月)
東京・日本橋髙島屋 5月29日(水)~6月10日(月)
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