輝ける皇妃 エリザベート展

輝ける皇妃　エリザベート展

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　エリザベートの星の髪飾り

　過酷な運命に翻弄され続けた美貌のオーストリア皇妃エリザベート（愛称シシィ）の

波乱に満ちた生涯を紹介する展覧会が岡山シティミュージアムで好評開催中である。

わずか16歳で名門ハプスブルク家に嫁ぎ、そこで過ごした絢爛豪華な暮らしの一方で、

皇妃の人生を襲った数々の悲劇。

ハプスブルク家の古いしきたりが支配する宮殿の日々。

愛し合いながらもすれ違う、夫フランツ・ヨーゼフ皇帝との仲。

さらに最愛の息子ルドルフの自殺という悲劇がエリザベートを襲う。

過酷な運命に翻弄されながらも若さと美を追い求め続けたエリザベートの姿を愛用の

宝飾品、衣装、家具、絵画などで偲ぶ。

エリザベート直系子孫、ウィーン・ミュージアム、シュテファン寺院博物館、クロイスタ

ーノイブルク修道院博物館等が所蔵するエリザベートゆかりの品々（調度品、服飾

品、絵画、肖像写真等）約170点を通じて、「シシィ」の愛称で呼ばれた絶世の美女、

皇妃エリザベートの波乱に満ちた生涯を紹介。

　中でもエリザベートが最も愛した肖像画「オーストリア皇妃エリザベート」

（1865年・ヴィンターハルター作）に描かれた「星の髪飾り」の実物が今回、

日本で初めて公開される！

彼女が愛用した星の髪飾り「シシィの星」（日本初公開！）を含む約170点の秘蔵資料

を一挙公開。

この「星の髪飾り」は、過去のあらゆるエリザベートに関する展覧会でも

レプリカ展示しかなかった。

しかし、この展覧会では、まさしく本物が展示されるので、見逃せない。

この星の輝きは、華やかな中に哀しみをたたえたエリザベートの人生を映す光として

見る者に深い感動を与えている。

 

身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmという驚異のプロポーションを維持したコルセッ

トや、エリザベートの美しさを一層輝かせた金の装飾品、意匠を凝らした美術工芸品

などヨーロッパ随一の名門王家ハプスブルク家の華麗なる宮殿生活を彷彿とさせる

品々を展示。

　　オーストリア・ハンガリー帝国の美貌の皇后として知られ、1898年に暗殺されたエ

リザベート（1837-1898）の波乱に満ちた人生は、日本でもミュージカル化されており、

なじみのある存在。

この展覧会は、日本で初公開となるエリザベートゆかりの品々を多数展示し、

従来にない規模で開催さされる本格的特別展。

オーストリアとハンガリー両国民から慕われたエリザベート。

そんなエリザベートの内面にも彼女の足取りを通して踏み込んで考察してしてみると

よりいっそう理解できるであろう。

まばゆいばかりのエリザベートゆかりの品々は、観覧者を夢の国にいざなう。

図録は、ピンクの羅紗で装丁された豪華なつくり。

また、エリザベートの写真がアルバム仕立てになっており、凝ったつくりで今までの展

覧会の図録のイメージを大きくくつがえす画期的なデザインで、手元に置きたい逸品。

オーストリア共和国大統領の挨拶など、オーストリアの国を挙げてのバックアップぶり

がよくわかる内容である。

エリザベート直系子孫、マリー・バレリー・ハプスブルクロートリンゲン女史が、エリザベートとその家族について解説を書きおろしており、興味深い。

この展覧会を観賞してから、オーストリアやハンガリーを旅行するとよりいっそう感慨深いものになるであろう。

会期終了まであとわずか。お見逃しなく。

 

開催期間

平成25(2013)年2月9日（土）～4月7日（日）まで 開催場所：4・5階展示室

 

開館時間 午前10時から午後6時（入館は午後5時30分まで）

 

主　　催

RSK、岡山シティミュージアム

 

入館料

【当日券】 一般　1,200円 65歳以上･大専門学生　900円 小中高生　500円

※幼稚園・保育園児以下は無料

※20名様以上の団体は、当日料金から100円引き

※身体障害者手帳･療育手帳･精神障害者保健福祉手帳をご持参の方とその付き添いの方1名は無料

 

公式ＨＰ　　

http://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/

 

☆読者プレゼント　

　　　10組20名様にご招待券　プレゼント

　　　あて先　：　　[e-mail] に

　　　件名：展覧会名と会場名

　　　本文：ご住所、お名前

　　　をお書きの上どしどしご応募下さい。

    締切：UPした日の午前零時

　　　発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

※画像の無断転載禁止