あっぱれ北斎!光の王国展 見る者を驚かせ魅了する葛飾北斎のあっぱれ!な世界へ 好評につき5月31日まで延長! [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
あっぱれ北斎!光の王国展
見る者を驚かせ魅了する葛飾北斎のあっぱれ!な世界へ
好評につき5月31日まで延長!
神奈川沖浪裏 フェルメール・センター銀座
“東洋のダ・ヴィンチ”葛飾北斎の名作『冨嶽三十六景』46点と『諸国瀧廻り』8点を、大英博物館をはじめ世界有数の美術館所蔵の多数の版画原画像をもとに、最新のデジタル印刷技術で拡大版と原寸版にリ・クリエイト!そんな画期的な展覧会が、フェルメール・センター銀座で好評開催中である。
このフェルメール・センター銀座では、昨年フェルメールのリ・クリエイトを行ない大好評だったため、その第二弾として葛飾北斎作品のリ・クリエイトした展覧会を行なう運びとなった。
☆“リ・クリエイト/re-create”とは
世界の美術館から厳選した、高品質の版画画像を最新技術により、180年前の色彩を求めて美しく再創造。この作業を『re-create』と呼ぶ。
山下白雨. フェルメール・センター銀座
19世紀末、フランス印象派を代表する画家として人気のマネ、ドガ、ルノワール、モネ、ゴッホ、ロートレック、ゴーギャンらは葛飾北斎をはじめとする浮世絵版画を見て多大な影響を受け、蒐集したり模写を行なったりしている。
また、その後のポスト印象派と言われるヴュイヤールやボナール、ドニらナビ派の画家も浮世絵や日本画の影響を受けている。
現在オルセー美術館 Musée d'Orsayで、”Une passion française. La collection Marlene et Spencer Hays”「フランス美術への情熱 マルレーヌ&スペンサー・ハイズ・コレクション」展が開かれている。(会期2013年4月16日-8月18日)これは、フランス美術へ多大な情熱を傾けた、あるアメリカ人美術愛好家夫妻の優れたコレクションを紹介するものでオルセー美術館館長とコレクターである夫妻との友情から実現した展覧会だ。
筆者が取材したところ、そのコレクションの中にはボナールが日本画を模した屏風を制作し、落款を模してPBと書いている。
このように日本の芸術は世界的に高く評されるようになったのだ。
あっぱれ北斎!光の王国展では、印象派やナビ派などの画家たちの驚きを追体験することができる点がポイント。
浮世絵版画最盛期の江戸の版元の店を再現、原寸大の浮世絵画帳を手に取って見ることができる体験コーナーも魅力のひとつ。
凱風快晴 フェルメール・センター銀座
「冨嶽三十六景(全46作品)」、「諸国瀧廻り(全8作品)」計54作品のすべてをリ・クリエイトし展示しているという豪華な展覧会だ。
これらは、世界の美術館から厳選した初刷に近いクオリティの作品原画をベースとして拡大しているので、大変状態がよく美しい。
下野黒髪山きりふりの滝 フェルメール・センター銀座
☆デジタル北斎と江戸からくり約1万点の北斎作品を、現代のデジタル技術で展示。
また、江戸の文化のひとつであった、「江戸からくり」を再現。現代のデジタル技術と江戸からくりの融合を愉しめる。
☆音声ガイド
北斎の世界を演ずる二人葛飾北斎の世界を演じるのは、女優・宮沢りえと俳優・小林薫。4ふたりが北斎親子に扮し、北斎が描いた画の解説を行なっている。
単なる作品解説のナレーションにとどまらない、この二人だからできるエンターテイメント作品に仕上がっており、タイムスリップしたような感覚が味わえる。
☆テーマ音楽
この展覧会の音楽は、葉加瀬太郎さんによる楽曲。
あっぱれ北斎!光の王国展 テーマ音楽
「万讃歌 meets 北斎」
☆動く北斎AR(拡張現実)対応の音声ガイドを利用し、動く北斎を体験。
この展覧会は、北斎研究のエキスパートにより監修されており、大変学術的だが、わかりやすく親しみの持てる構成だ
。図録もレベルのしっかりした内容で興味深い上に面白い。
富士山が世界文化遺産に登録されるという。
日本の富士山を世界に知らしめたのは、まぎれもなく北斎の功績だ。
その立役者の北斎の画業を振り返り、北斎の富士山を鑑賞しよう。
お見逃しなく。
会期:2013年1月1日(火・祝)→会期延長 5月31日(金)まで
会場:フェルメール・センター銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座6-11-1 銀座ソトコトロハス館
※地下鉄「銀座」駅A3口より徒歩2分 ※松坂屋銀座店のすぐ裏みゆき通り沿い
開館時間:10:00~18:00 (入場は閉館30分前まで)
休館日:なし
入館料:大人(高校生以上)1000円(税込)小・中学生500円(税込)
主催:葛飾北斎リ・クリエイト展実行委員会
特別協賛:三菱商事/ANA/HABA(ハーバー)
協力:J-WAVE
制作:廣済堂+トド・プレス
館長:福岡伸一(青山学院大学教授/生物学者)
総合プロデューサー:伊東順二(美術評論家)
総合芸術監督:千住 博(日本画家)
学術監修:大久保純一(国立歴史民俗博物館副館長)
音楽:葉加瀬太郎
音声ガイド:宮沢りえ(女優)、小林薫(俳優)
画像協力:大英博物館 山口県立萩美術館・浦上記念館 太田記念美術館 東京国立博物館
☆ギャラリートーク開催
『北斎ナイト』この「あっぱれ北斎!光の王国展」では、大英博物館に先駆けて北斎を理解するうえで重要なファクターでもある春画を特別公開。
見るだけではなくもっと伝統芸術を理解できるように専門家によるギャラリートークを実施している。会期延長に伴い、好評の「北斎ナイト」を水~土曜日に拡大中。
日時:毎週水~土曜日 18:10~19:45
※入場受付時間/18:10~18:30。それ以降の入場不可。
※解説ツアー /18:30頃より(常設展示15分・春画展示室15分程度)
定員:各回30名料金:2,000円(入館料+作品解説料+音声ガイド料《iPad mini》含む)
申込:事前にお申し込みが必要通常時間の閉館後に実施。
通常時間から引き続いての観覧は不可。
予約者の入場受付時間は、18:10~18:30
これ以降の入場は不可。
当日の申し込みは18:00まで受け付け。 但し、定員に達した場合は入場不可。
事前に電話にてご確認のこと。
フェルメール・センター銀座事務局までT
EL 03-5537-3150
18:00までに申し込みなき場合、催行なし。
希望者多数の場合は、先着順。•15歳未満の方の入場は保護者同伴でも不可。
入館料のお支払いは当日受付にてお支払いください(現金のみ)。
通常の展示も鑑賞可。
(4月より)ミュージアムショップは、19:30まで。
お申し込み後のキャンセルは、お電話またはメールにてご連絡のこと。
☆参考情報
2013年10月3日~2014年1月5日大英博物館において、「日本の春画 -江戸美術における性とユーモア」が開催される予定。
2014年春には同展を東京に招致する準備が進められている。
☆読者プレゼント 10組20名様にペアご招待券と図録 1冊 プレゼント
あて先 : loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名 本文:ご住所、お名前 をお書きの上どしどしご応募下さい。 締切:UPした日の午前零時
発送をもって当選と代えさせていただきます。
※画像の無断転載禁止
コメントありがとうございました。
やっぱり、浦先生だったんですね!その節はお世話になり、ありがとうございました。
いえいえ、立派な先生でしたよ。
神戸の学校は大阪と統合になり、神戸はもう学校はありません。。。。
当時の先生・事務の先生もかなり変わっているのでしょうね。
私は専業主婦で子育ても頑張っています。
by そら (2013-05-05 16:20)