広島・長崎 被爆70周年 戦争と平和展 The 70th Anniversary of the Atomic Bombings on Hiroshima and Nagasaki: War and Peace

広島・長崎 被爆70周年　

戦争と平和展

The 70th Anniversary of the Atomic Bombings　on Hiroshima and Nagasaki: War and Peace

被爆70周年を迎える2015年.

戦争中、この広い世界の中で原爆により被爆しているのが、唯一、日本であり、その都市は、広島と長崎だ。
広島と長崎の両県立美術館が協働し、両館のコレクションと国内の美術館・大学等の所蔵品を通じて、戦争の惨禍とその対極にある恒久平和への希求を照らし出す展覧会が開催中だ。
　この展覧会では、近代戦争の歴史を紐解き、戦争を大規模化・総力戦化し、近代戦争へと変容させた19世紀のナポレオン戦争を始まりとして位置づける。

 

テオドール・ジェリコー《突撃するナポレオン軍の将軍》1810年頃 東京富士美術館蔵

(C)東京富士美術館イメージアーカイブ／DNPartcom

そして、20世紀の2つの世界大戦を取り上げ、美術は戦争をどのように描いたのか、芸術家たちはいかなる立場から創造したのか。

 

　　　ケーテ・コルヴィッツ《女を膝に抱く死》1921年　愛知県美術館蔵

そして、広島と長崎の悲劇と祈りはどのように表象され続けてきたか。

石内都《ひろしま＃69》2007年　テルモ株式会社蔵 Donor: Abe, H. (C)Ishiuchi　Miyako

被爆の悲惨さ、苦しみ、戦争の愚かさを実際に体験した広島と長崎だからこそ、表現できる展覧会だ。


石内都《ひろしま ＃5》2007年 個人蔵　(C)Ishiuchi Miyako

 

東松照明 《上野町から掘り出された腕時計　長崎国際文化会館・平野町》 1961年 長崎県美術館蔵　(C)Shomei Tomatsu-Interface

被爆70周年を迎え、実際に体験をした人々が少なくなって来ている。
我々世代は、それを継承する義務を負っていると深く感じる。
少なくとも22世紀に向けて発信し続けなければ・・・。
この展覧会は、全人類に向けられた警告だ。


浜田知明《初年兵哀歌（歩哨）》1954年 姫路市立美術館蔵1954年 

           会期：2015年7月25日（土）～9月13日（日）

           開館時間：9:00～17:00

          会場：2階展示室
          ※金曜日は20:00まで
          ※入場は閉館の30分前まで
      

          チケット情報
          当日券                                                団体
           一　　　般
                     800円                                     600円

           高・大学生
                     400円                                     300円                             
           ※　中学生以下無料

           ※　団体は20名以上

           ※　学生券をお求めの際は学生証のご提示のこと。

           ※　身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者（1名まで）の当日料金は半額。
           ※　本券でHPAMコレクション展も鑑賞可。

主催：広島・長崎県美術館平和発信事業実行委員会（広島県立美術館、長崎県美術館、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館、広島県原爆被害者団体協議会・被爆を語り継ぐ会、長崎原爆被災者協議会・被爆を語り継ぐ会、広島芸術学会、ひろしま文化振興財団、中国新聞社

後援：ＮＨＫ広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、エフエムはつかいち76.1MHz、FM東広島89.7MHz

協力：公益社団法人　日本写真家協会
平成27年度　文化庁　地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業

☆シンポジウム「〈現代〉戦争の表象―絵画／写真／文学が交差する戦場」
           8月23日（日）13:30～16:30　※30分前から受付開始
           会場：地下講堂　
           講師：河本真理（本展学術協力者、日本女子大学教授）、飛嶋隆信（東京農工大学大学院准教授）、久保昭博（関西学院大学准教授）、山下寿水（本展担当学芸員）

           ※無料、事前申込不要（定員200名）

☆美術講座「国内外の展覧会から見る美術と戦争」
           9月5日（土）13:30～14:30　※30分前から受付開始
           会場：地下講堂　
           講師：山下寿水（本展担当学芸員）
           ※無料、事前申込不要（定員200名）

☆被爆体験継承講話「平和の語り部」
           9月4日（金）　各日11:00～
           会場：1階ロビー
           講師：被爆を語り継ぐ会
           ※無料、事前申込不要

☆ギャラリートーク
           担当学芸員が展示室内で作品解説。
           8月28日（金）、 9月11日（金）　各日11:00～
          会場：2階展示室　
           ※事前申込不要、入館券要。直接、会場入口に集合。

☆読者プレゼント　

　　　5組10名様にご招待券　プレゼント

　　　あて先　：　　[e-mail]に

　　　件名：展覧会名と会場名
　　　本文：ご住所、お名前
　　　をお書きの上どしどしご応募下さい。

      　  締切：UPした日の午前零時
　　　発送をもって当選と代えさせていただきます。

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
       よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。
　　　あて先　：[e-mail]に
　　　件名：アートニューズ　ご意見・ご要望・ご感想
　　　とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。
　　　お待ちいたしております。　

☆お知らせ
いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。
皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。
多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。

 ※画像および記事の無断転載禁止

コメント 3

サンフランシスコ近代美術館の「東松照明」展に腕時計の作品がありました...

http://www.sfmoma.org/exhib_events/exhibitions/176
by サンフランシスコ人 (2015-10-11 03:46) 

サンフランシスコ近代美術館の日本人写真家の作品所蔵規模は全米一.....

"the largest collection of Japanese photography in the United States"

http://www.sfmoma.org/about/our_expansion/expansion_collections_campaign

by サンフランシスコ人 (2015-10-11 04:20) 

アートニューズ

https://www.sfmoma.org/press/release/expanded-and-transformed-sfmoma/

"An Expanded and Transformed San Francisco Museum of Modern Art to Open on May 14, 2016"
by サンフランシスコ人 (2015-10-24 05:52)