型絵染(かたえぞめ) 三代澤本寿(みよさわもとじゅ)展 民藝とともに―暮らしによりそう色と形 [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
型絵染(かたえぞめ)
三代澤本寿(みよさわもとじゅ)展
民藝とともに―暮らしによりそう色と形
パネル≪DISTAFF(紡具)≫ 制作年不詳
型絵染・強製紙 個人蔵
図案考案から型紙を彫り、染めに至る総ての工程を一人で担う型絵染…
神戸ファッション美術館で、染色工芸家・三代澤本寿(みよさわもとじゅ)の展覧会が開催中だ。
神戸ファッション美術館は、ファッションをテーマにした公立では日本初の美術館。
染色工芸家・三代澤本寿(みよさわもとじゅ)(1909-2002年)は、長野県松本市に生まれ、芹沢銈介(せりざわけいすけ)との出会いにより型絵染(かたえぞめ)の道へ、柳宗悦(やなぎむねよし)との出会いにより民藝思想に触れ、暮らしの中に美を見出して行く。
図案考案から型紙を彫り、染めに至る総ての工程を一人で担う型絵染の技法を主に用いて様々な染色作品を制作した。
また、民藝運動を牽引するとともに、松本の伝統工芸の向上にも尽力し、生活の中に活用される作品を作った。
1960年代に民藝運動の中心を離れた後は、クラシック音楽を愛し、山や自然に親しみ、文明の源流を辿って中近東やアジア、ヨーロッパなど世界各地で取材を重ねた。それらは独創的なデザインの源となり、強製紙などの和紙や布に型染され、屏風やパネル、のれんや飾布、表紙画など多くの独創的な作品を遺すことになる。
力強いラインと親和性のある色遣いは、今もなお新鮮に感じられ、見るものを惹きつける。
この展覧会は、稀代の染色家である三代澤本寿の初期から晩年までの作品を展示し、三代澤本寿の活動の全貌を回顧するもの。
また、民藝で培われた審美眼により、三代澤本寿が収集した海外の染織品等を、関西では初めて展示している。
三代澤本寿が愛し、創り出した、瑞々しい色と形の世界に浸ってみよう。
この展覧会から何かインスピレーションを得られるようだ。
会期:
2013年1月24日(木)~4月2日(火)
開館時間:10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日、3月21日(3月20日は開館)
入館料:(特別展示・ベーシック展示あわせて)
《一般》500円 《小中高65歳以上》250円
着物(和装)の方は、無料でご入館可。
主催:神戸ファッション美術館
企画協力:松本市美術館
協力:日本民藝館、松本市立博物館、民芸と地域文化の会、森英恵
後援: Kiss FM KOBE
展示協力:大阪樟蔭女子大学
☆読者プレゼント
10組20名様にご招待券 プレゼント
あて先 : loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名
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締切:UPした日の午前零時
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