醍醐寺文書聖教7万点 国宝指定記念特別展 国宝 醍醐寺のすべて [美術館 ARTNEWS アートニューズ]
醍醐寺文書聖教7万点 国宝指定記念特別展
国宝 醍醐寺のすべて
―密教のほとけと聖教―
京都中心街の東南に位置する密教寺院、醍醐寺。
その歴史を伝える古文書・聖教69378点が国宝に指定されたことを記念した展覧会が奈良国立博物館で好評開催中である。
「醍醐寺のすべて」というタイトルの意味は、実際に所蔵するものだけではなく、歴史も含めて「すべて」ということだ。
まさにそのタイトル通りの豪華な展示物に圧倒される。
桜の名所として名高い醍醐寺。豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われたことでも知られている。
「醍醐味」という言葉は元々仏教用語で、「醍醐」とは牛や羊の乳を精製した濃厚で甘みのある最上の美味な液汁のことを指す。
笠取山で甘美な水が出たことにより、醍醐寺という名がつけられたのだ。
そう考えると親しみが湧いてくる。
快慶や俵屋宗達の作など貴重な作品が目白押しだ。
安置してある上醍醐には車で登れないため、この展覧会のために「手持ち」で運んだという仏像も。
また、くじ引きで選ばれた将軍として有名な足利義教だが、そのくじを作った人が、醍醐寺中興の祖、満済だ。
その証拠となる文書や足利尊氏の書も展示されている。
足利尊氏の書は、カナクギ流であまり達筆とは言えないなと筆者は感じた。
平安時代から近世に至る醍醐寺の歴史と美術をたどる特別展。
お見逃しなく。
会 期 平成26年7月19日(土)~9月15日(月・祝)
会 場 奈良国立博物館 東新館・西新館
休館日 毎週月曜日、7月22日(火)
※ただし9月15日(月・祝)は開館
開館時間 午前9時30分~午後6時
※入館は閉館の30分前まで
観覧料金 一般 高校・大学生 小・中学生
個人(当日) 1,500円 1,000円 500円
団体 1,200円 700円 300円
*団体は20名以上。
*「醍醐寺とゆかりの深い寺院参拝者優待」
奈良・南都と京の交流を記念して、醍醐寺および同寺とゆかりの深い寺院の拝観券をご提示いただきますと、奈良国立博物館で販売する当日券を100円引きで購入可。
対象の寺院名など詳細は公式ホームページでご確認のこと。
*上記の特別展料金で、同時開催の名品展「珠玉の仏たち」(なら仏像館)、名品展「中国古代青銅器」(青銅器館)も観覧可。
<なら仏像館は9月8日(月)より改修工事のため休館>。
*障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
*奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円で鑑賞可。
観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示のこと。
* 「ミュージアムぐるっとパス・関西2014」で、当日券を一般は1400円でお求めいただけます。観覧券売場にてお申し出ください。
*「奈良トライアングルミュージアムズ」の特典として、奈良県立美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館のいずれかの半券を当館観覧券売場にてご提示いただくと、団体割引が適用。
主 催 奈良国立博物館、総本山醍醐寺、日本経済新聞社
共 催 NHK奈良放送局
後 援 文化庁、奈良テレビ放送
協 賛 岩谷産業、オリックス、京都銀行、住友林業、ダイキン工業、大和ハウス工業
協 力 朝日生命保険、日本香堂、日本通運、仏教美術協会
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